2008年6月議会
つくし学園・ふよう学園の管理は社会福祉事業団で継続を
2008年6月13日 中山いくみ市議の一般質問
中山いくみ市議は6月13日の本会議一般質問で、市立知的障害者通所授産施設「つくし学園」(城南区)と「ふよう学園」(東区)の指定管理者変更問題について質問しました。
両学園は現在、福岡市社会福祉事業団が指定管理者として運営していますが、市は利用者・保護者に対し「2009年度から指定管理者を民間法人に切り替えるため、今年7月から公募を行う」と突然伝達されました。保護者らは公募見送りと方針見直しを求めています。
中山市議は「知的障害者の自立をめざす施設であり、利用者の障害や性格などを把握した職員やボランティアの方々が一人ひとりに応じた援助を行っている。指定管理者が変われば職員が総入れ替えとなり、今の良好な関係が断ち切られることになり、その影響は計り知れない」と述べ、「利用者の自立と社会参加を妨げるものだ」と指摘しました。
市側は「説明を行い、十分な引き継ぎ期間を設ける」などと答えましたが、中山市議は「押し付けは許されない」と批判しました。
中山市議は「つくし学園、ふよう学園の指定管理者は、7月からの公募はやめ、社会福祉事業団のまま継続すべきだ」と要求しました。靏川副市長は「利用者の意見をふまえ進める」と答弁しました。