2008年6月議会
重度心身障害者の医療費助成制度まもれ
2008年6月13日 中山いくみ市議の一般質問
中山いくみ市議は6月13日の本会議一般質問で、重度心身障害者等の医療費助成制度について、福岡県に追随した改悪をしないよう要求しました。
福岡県はいわゆる「福祉3医療」である重度心身障害者、乳幼児、母子家庭等への医療費助成制度を改定し、今年10月から実施しようとしています。
なかでも重度心身障害者の医療費助成については、所得制限と自己負担が導入されようとしています。一定の所得があれば医療費助成が受けられなくなり、受けられる場合でも通院で1医療機関あたり月額500円、入院では1万円を上限とする自己負担となるものです。
中山市議は「今回の改悪が福岡市でも実施されれば、苦しい思いをしている方々の医療を受ける権利を奪うことになる。障害者のみなさんは県庁での抗議の座り込みを行い、『障害者は死ねというのか』と怒りの声を響かせた」と述べ、「県に撤回を求めるとともに、当面市民に新たな負担増を押し付けないよう市独自の手立てを取るべきだ」と要求しました。
また、一人暮らしの寡婦の医療費助成についても、独自の対策で負担増にならないよう求めました。
答弁に立った保健福祉局長は「検討中だ。総合的に判断したい」と答弁しました。