2007年9月議会
教室の冷暖房を早く
2007年9月20日 中山いくみ市議の一般質問
福岡市の学校では、普通教室に冷暖房が設置されていません。エアコンがあるのは、職員室や保健室、パソコン室(中学校のみ)などや、騒音対策が必要な学校だけです。中山いくみ市議は、教室の冷暖房設置を求めました。
教室の温度が夏は35度を超え、冬は10度を下回っているのが実態で、国の基準に照らしても問題があります。市のアンケート調査でも、教員も児童生徒も健康面・学習面で影響があると感じていることが分かっています。中山市議は、京都市が3年間ですべての小中学校のエアコン設置を完了させたことを紹介しました。
答弁に立った山田裕嗣教育長は「冷暖房機はヒートアイランド現象の一つ」などと述べ、エアコン設置に消極的な姿勢を示しました。
中山市議は「学校は苦行、難行を押しつけるところか。以前と違い、今や冷暖房がないのは学校くらいだ。子どもの学力、健康保持にとって極めて大切だ」と指摘。前市長時代に減らされた教育予算の4分の1を復活させるだけで、エアコン設置に必要な経費の70億円ができることを明らかにし、「教室のエアコン設置を実施すべきだ」と迫りました。
吉田宏市長は「確かに暑い。予算がつけられるようにしていきたい」と答弁しました。