2007年9月議会
こども病院の人工島移転やめよ市民病院は公立・直営として存続を
2007年9月19日 ひえじま俊和市議の一般質問
市立病院の統合移転についての「検討・検証結果」は、こども病院を人工島に移転し、市民病院は現施設を継続するものの民間委譲も示唆する内容です。
ひえじま市議は、市が行った市民意見募集で、こども病院の現地存続を求める声が圧倒的多数になったことを示して、「市民の声を切り捨てるのか。人工島移転は、博多港開発の融資銀行が返済に穴があくことを恐れたための方策で、まさに破たん救済以外の何ものでもない」と述べて、こども病院の人工島移転をやめて現地建て替えを基本に存続するよう求めました。
総務企画局長は「現地建て替えは困難で、移転先は人工島が適切」と強弁しました。
また、経営主体を「地方独立行政法人」や民営化することが打ち出されたことについて、ひえじま市議は、他自治体の公立病院が地方独立行政法人されて労働強化や賃金削減、議会の関与の制限などの問題が起きていることを示し、「独立採算の名で経営効率化と職員合理化が優先され、不採算を理由に必要な医療まで縮小・廃止されるなど、公的医療サービスが著しく低下するのは必至ではないか」とただし、自治体病院としての役割と責務をまっとうするため市直営で存続させるよう求めました。