2006年9月議会
高齢者への大増税やめ国保・介護の負担軽減を
2006年9月 ひえじま俊和議員
日本共産党のひえじま俊和市議は、2006年9月の市議会本会議で一般質問をおこない、庶民大増税、国保・介護の問題、学校ウォッチングについて市を質しました。
大増税から市民の防波堤となれ
ひえじま市議は自民・公明による大増税で、福岡市で10万4500人のお年寄が、計11億8000万円の大変な負担増となっている実態を明るみに。本市独自の軽減策とともに、現在ある寡夫(婦)控除や障害者控除のいっそうの活用を求めました。
障害者控除の適用にあたっては、介護が必要だとされている人に適用するとき、障害者手帳をもっているかどうかだけで機械的に判断しないようにとする国の指導や他市の例もひいて市を追及しました。市は「一定の障害が認められれば認定する」と答えました。
介護ベッドとりあげに対策を
ひえじま市議は、この大増税に連動し、国保料負担が増えている問題をとりあげ、国保の会計に市のお金を繰り入れて保険料を引き下げること、国保証のとりあげ(資格証発行)をやめることを求めました。
また、自民・公明政権の介護保険改悪で、介護度の軽い人から介護ベッドや車いすをとりあげるという事態が各地でおきています。ひえじま市議の批判にたいし、市は「軽度の介護にはベッドなどの必要性は乏しい」などと冷たい答弁をしました。
これにたいし、ひえじま市議はパネルをしめして、実際にベッドのとりあげを迫られているケースを生々しく紹介。とりあげの中止と、市としてのベッド・車いす購入・レンタルへの助成を求めました。
トイレがなく子どもたちが我慢
博多区の千代小学校は築42年で、講堂にトイレすらついていない──ひえじま市議は自身も参加した学校ウォッチングでの調査を示し、老朽トイレ改修や講堂トイレ設置を求めました。教育長は「調査のうえ検討する」と述べるにとどまり、ひえじま市議は「ホントに子どもたちの教育施設環境づくりを真剣に考えているのか」と厳しく批判しました。