トップ > 議会報告 > 2005年度決算特別委員会(2006年10月) > 山崎市長の「公約」はまやかしだ

議会報告

2005年度決算特別委員会(2006年10月)

山崎市長の「公約」はまやかしだ

2006年10月5日 中山いくみ議員の質疑

中山いくみ議員

日本共産党の中山いくみ市議は、5日の市議会決算特別委員会で、山崎広太郎市長の「まやかし公約」を暴露し、追及しました。


山崎市長は、9月27日付で「公約集」を発表しましたが、その中で「高齢者などの公共料金軽減」「障害者の福祉サービス自己負担の軽減策の継続」「小学校の全学年の35人学級導入」などを掲げました。

中山市議は「どれもわが党が要求していたものであり、直ちに実施すべきだ」と指摘したうえで、「どのように実現するのか」とただしました。

山崎市長が新たな施策を実施する際に、別の分野の暮らしや福祉の予算を削ったり、市民負担を新たに増やしたりしてきたことを示し、「こうした『スクラップアンドビルド』をやめない限り、どれだけ負担軽減と言ってもまた福祉を削ることになる。大型開発やイベント行政をやめなければ、真の市民負担軽減はできない」と批判し、「選挙のための人気取りではないのか」と追及しました。

答弁に立った市長は、財政状況の厳しさを強調して、市民犠牲の「財政健全化」を推進してきたと述べ、開発優先路線を変えることを否定しました。

中山市議は「これまでの手法を変えないなら、まやかしの公約だ」と批判しました。


また、35人学級の小学校全学年の導入について、植木教育長は「実施するには22億円かかる。少人数学級も少人数指導もどちらも大切。国や県の動向をふまえて検討する」と述べるにとどまりました。

中山市議は「市長は導入すると言うが、教育長はやる気がない。こんな公約が許されるか」と追及。

現職市長なのに何の裏付けもなく「公約」を打ち出した無責任さがくっきりと浮かび上がりました。

中山市議が「市民はもうだまされないと、厳しい目で市長公約を見ている」と述べると、傍聴した市民らが深くうなずいていました。

山崎広太郎公約集」より

「高齢者や障がい者、ひとり親世帯の皆さんに対しては、水道や下水道、
 ゴミなど公共料金の負担軽減策など福岡独自のセーフティーネットを構築します」

「市立小学校のすべての学年に35人学級を導入します」

「障がい者の皆さんについて、現在実施している福岡市独自の負担半減策を継続します」

「障がい児の施設サービスにかかる自己負担について、
 現在実施している福岡市独自の軽減策を継続します」

「子ども総合相談センターのサテライト(3カ所)を設置し、子育て世代の不安を解消します」


>>>「2005年度決算特別委員会」トップへ戻る

>>>「議会報告」一覧ページへ戻る

政策と活動
議員の紹介
トピックス
議会報告
市議会ニュース
リンク
お問い合せ

↑上へ