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2006年2月議会

中学校用地の売却で質問

しんぶん赤旗2006年3月1日 星野美恵子議員

星野美恵子議員

福岡市議会で2月20日、日本共産党の星野美恵子市議は議案質疑に立ち、早良区百道浜にある2万3000平方メートルの旧中学校予定地を56億円で「学校法人 高木学園」に売却する問題を追及しました。

同学園は、博多区対馬小路で「国際医療福祉学院」を経営。今回取得する用地には中央区大名にある系列の「医療法人社団高邦会・福岡中央病院」を移転させる計画です。その学院長を務めてきた五十君裕玄(いぎみひろつね)氏は、山崎広太郎市長の選挙母体の代表者です。

星野議員は同用地について、地元住民の要求にこたえるために分割処分を検討すべきだったのに「一括利用」に限定し、競争入札でなく計画公募方式で売り出し、それに応募したのは高木学園だけだったこと、11階建ての高層の病院を建設するのに商業地域でなく住宅用地の価格で安く売却することなどを指摘。これは市長にとって大恩ある購入者に便宜を図るものではないかと追及しました。これにたいし山崎市長は、五十君氏が長年の友人であることは認めたものの、「高木学園という大きな組織の一員であるにすぎない」などと答えました。

星野議員は「今回の用地売却は人工島埋め立ての借金返済のため学校用地を犠牲にするもの。地域住民の意思も無視し、特定のものへの便宜をはかるなど認められません。議案を撤回し、土地利用については再検討すべき」と強く求めました。


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