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2006年12月議会
大型開発の中止、少人数学級・児童館の早期実現を
2006年12月18日 倉元たつお議員の一般質問
倉元市議は、須崎ふ頭再開発・新福岡空港・「新・福岡都心構想」を市長公約にそってキッパリ中止し、渡辺通駅北などの区画整理事業を見直すべきだと市長に求めました。
これにたいして市長は、須崎ふ頭再開発を「今すぐ行政主導でやるつもりはない」と答弁。新空港についても「現状からすれば必要ない」と答えました。
しかし、「都心構想」は「指針としていく」「じっくりととりくんでいく」とのべ、区画整理についても推進の姿勢を示しました。「これで公約が守られるのか」と倉元市議は批判しました。
また、倉元市議は、財政再建についても大型開発を見直すとともに、市民負担増や福祉・教育カットというやり方はやめよと要求。前市政の「財政健全化プラン」の破棄を迫りました。市長は「財政健全化プラン」について「十分検証する」とのべ、07年度から「リニューアルプラン」をつくると答弁しましたが、市民負担増をしないとは述べませんでした。
少人数学級「一日も早く実現」 児童館「要望強い」
倉元市議が少人数学級を全学年に広げる意義についてただすと、市長は「多人数より少人数の方が目配りが効く」「すくすくと育ち他人を思いやる心を持てるようにするためにはクラスの規模が小さい方が先生にも子どもにもよい」として少人数学級を「一日も早く実現をめざすのは大人の役割」だと明言しました。
ところが、来年度実行を迫る倉元市議にたいし、市長は「努力する」とのべるのみでした。中学校での少人数学級については「今後の研究課題」とのべました。
また、倉元市議が「児童館の全区建設」という市長公約の実行を求めると、市長は一般的な地域の子育てや親子交流施設についてのみ答弁。倉元市議が再答弁を求めましたが、市長は答えようとしませんでした。
倉元市議が校区ごとに専門職員のいる児童館の設置を求めると「要望が強いことはよくわかっている」と述べるにとどまりました。