2005年9月議会
不当な公共料値上げ 撤回求める
しんぶん赤旗2005年3月15日 宮本秀国議員
福岡市議会で日本共産党の宮本秀国議員は9日、新年度予算案に盛り込まれた公共料金の大幅値上げと高齢者福祉切り捨てを批判し、山崎広太郎市長の市民いじめを追及しました。公共料金値上げは総額45億円で、山崎市政最大規模です。
家庭ごみ有料化について、「排出者の責任、負担の公平性」という市の説明に対し、宮本議員は年金生活など低所得者に重い負担をさせることの不当性を指摘。市の増収は年間20億円だが、過大な清掃工場を次々建設して他市からごみ焼却を受け入れるほどで、その費用を市民に押し付けるのは市の責任放棄だと批判し、計画撤回を要求しました。
下水道使用料改定案は、使用量が少ないほど値上げ幅が大きく、月10トンで3割アップとなる一方、1万トン以上は0・04%。宮本議員は、今でも政令市一高いのに、大企業を優遇して庶民には冷たい値上げだと批判。市長は公共料金値上げについて「市民生活への影響を十分配慮した」と強弁しました。
また宮本議員は、敬老金・敬老祝品の削減と高齢者のプール使用料有料化を追及。これまでにも敬老無料パスの縮小や老人医療費助成の改悪などを強行してきた山崎市長に対し、高齢者から「踏んだり蹴ったり。早く死ねということだ」と怒りの声があがっていると述べ、一貫したお年寄りいじめだと批判しました。そして、人工島などムダな開発と破たん救済をやめて、暮らし応援への転換を求めました。