2005年9月議会
保育所民営化やめよ
しんぶん赤旗2005年3月17日 倉元達郎議員
福岡市議会で10日、日本共産党の倉元達朗議員が補足質疑に立ち、公立保育所民営化の撤回とすべての学年での少人数学級の実施を求めました。
倉元議員は、4月から民営化される板付保育所では保育士の全員移動で子どもたちへの悪影響が心配されることや保育水準の低下が避けられないこと、公立保育所が過疎地の保育サービス保証や保育水準の維持向上に大きな役割を果たしていることを指摘しました。
そのうえで待機児数が700人におよび、保育所の拡充が求められているにもかかわらず、全国に先駆けて公立保育所を全部なくし、民間保育園への補助金も削除するなど借金財政のツケを子どもたちに押しつけようとしているとのべ、「民営化に道理はなく撤回すべきだ」と市長にせまりました。
これに対し山崎市長は、「民営化はすすめていく」と答えました。
また倉元議員は、世論の高まりのなかで新年度から小学校1年で35人学級が実施されることについて、教育予算を増やし、教職員を大幅に増員して、対象学年を拡大し、すべての学年で30人学級を実施するよう求めました。