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2004年度決算特別委員会
家庭ごみ有料化 市民本位のごみ行政を
しんぶん赤旗2005年10月26日 比江嶋議員の質疑
福岡市議会決算特別委員会で19日、日本共産党の比江嶋俊和議員は、家庭ごみの有料化問題について質問しました。
比江嶋議員は、市民の反対を押し切って10月から始まった家庭ごみ有料化について、家庭に旧ごみ袋が大量に残って使えないことや旧袋でだされた回収されず散乱したごみの処理が自治会などに押し付けられている問題点をあげ、行政の責任で解決するよう求めました。
また、市からの委託で福岡市くらしの環境財団が発注した可燃用ごみ袋の大半が規格基準を下回る薄さだったのに、有料化実施に間に合わせるためとして販売された問題を取り上げ、契約違反の不良品販売を許可した市の責任を追及しました。
これにたいし市当局は「使用に問題ないと判断した」と弁解を繰り返しました。
比江嶋議員は「市民の理解を得ずに有料化を急ぐあまり問題が噴出している。住民押し付けの古紙回収や有料化ではごみは減らない」とのべ、過大な施設と大量焼却のごみ行政を批判、市の責任によるリサイクルと分別など根本的転換を求めました。
これにたいし山崎広太郎市長は「有料化だけでごみ減量になるとは考えていない」などと開き直った答弁をしました。