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公共工事不正再発防止調査特別委員会
ケヤキ・庭石事件の「証拠隠ぺい」疑惑深まった参考人質疑
調査特別委員会で比江嶋俊和議員
2004年2月17日 中山いくみ議員
福岡市の港湾局汚職事件について調査する市議会「公共工事不正再発防止調査特別委員会」が17日開かれました。日本共産党の中山いくみ議員は、不正が組織的に行われている疑惑を追及し、徹底調査と腐敗の一掃を求めました。
事件は、市港湾局計画課長(当時)が人工島事業の業務委託にからみ、業者から100万円分の金券を受け取った見返りに、契約金額を100万円上乗せした贈収賄。検察は懲役2年を求刑しました。
裁判では、同課長の上司であった大東理事(当時)が国土交通省との交渉に関係して東京事務所にタクシークーポン券を渡したいと指示したことが明らかになっています。
幹部職員が国への働きかけに使う金品を不正に入手するよう部下に指示し、部下は公共事業の契約を偽装して業者からウラ金を得る−−組織的不正の疑惑が浮き上がっています。中山議員は、人工島事業をめぐり税金を食いものにする組織的な汚職腐敗の疑惑をつきつけました。
市側はまともな答弁ができず、調査の不十分さが浮き彫りに。委員会は次回、大東理事を招致する予定です。