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議会報告

2004年9月議会

ケヤキ・庭石事件
繰り返される汚職腐敗。政官業のゆ着を断て

2004年9月9日 宮本秀国議員

質問する宮本議員=9月9日

ケヤキ庭石事件について、日本共産党の宮本秀国議員(団長)は9月9日の市議会一般質問で、山崎広太郎市長の責任を追及しました。


政治家と市幹部の共謀

人工島事業をめぐるムダづかいと利権あさりのケヤキ庭石事件は、西田被告が自民党公認で衆院選に出るための選挙資金づくりに、政治家と行政のトップが共謀したという構図が明らかになってきました。

宮本議員は、新聞報道を示しながら、福岡市政で繰り返される汚職腐敗事件の背景に政官業のゆ着が根深くあることを指摘。市議が市幹部に働きかけて得た情報を業者に流したり、行政をゆがめるなどしてワイロを受け取ったりしていると述べ、「政治家がエリを正すことが必要だ」と強調しました。

そして「再発防止というが汚職がなくならないのは、市長、幹部が汚職腐敗構造を断ち切るという気がないからだ」と批判し、事件の再調査と政官業のゆ着を断ち切るために企業団体献金の禁止などの抜本的改革を行うよう要求しました。

また、ケヤキの購入資金をめぐっては、山崎市長の関わりも指摘されています。福岡市が2001年に人工島に隣接する香椎浜の道路新設にともなって、地場大手ディベロッパー・福岡地所がもつゴルフ場の土地の一部を補償金を含め17億円で買い取ったこと、福岡地所がこの土地の残土処分を博多港開発に4億円で依頼したこと、博多港開発はそのうち一億円を受け取ったその日に出金しており、それがケヤキ百本の購入代金だったことなどが分かっています。


市長も警察の事情聴取うけた

宮本議員は「市の税金がケヤキ購入資金に還流した。市長はこの資金の流れに関して警察の事情聴取を受けたのではないか」とただしました。市長は昨年6月に県警、今年8月に検察の聴取を受けたことを明らかにした上で、「あなたは事情聴取と言えば被疑者のように言う。調書は存在しないし、疑いをもたれたことはない」などと答弁しました。


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