2004年予算議会
駐輪場の指定管理者の指定について
2004年2月 星野美恵子議員
福岡市議会2月議会に提出された、きらめき通り自転車駐車場の指定管理者を「福岡新都心開発株式会社」に指定する議案は26日可決されました。日本共産党は反対しました。
23日の議案質疑では、星野美恵子議員が質問しました。
「きらめき通り自転車駐車場」は、天神の岩田屋新館となる民間商業ビル(福岡新都心開発株式会社が施主)の付置義務駐輪場と一体のものとして、地下に新設されたもの。自転車の出入り口は1つしかなく、公設と民設の見分けが全くつかない構造で、管理は一体でなければ不可能です。
星野議員の調査では、指定管理者の議会審議の前から駐輪場の利用が始まっており、管理事務所には福岡地所の子会社「サンライフ」の社員が配置されていました。
星野議員は、「新都心開発」に義務づけられる駐輪場と一体的な駐輪場を市がつくり、指定管理者とすることで、機械設備の費用や保守管理費、人件費の半分が市の負担となることを暴露。しかも利用料の半分は「新都心開発」に入ります。
「ビルの設計段階から話は決まっていた。市長は福岡地所と親しい関係にあるそうだが、その福岡地所が出資する新都心開発に利益や便宜を図る。一部の企業のために不公正な行政を行うことは許されない」と厳しく批判しました。