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買収、居座り許さない　東区の会が署名呼びかけ

しんぶん赤旗2003年5月22日

福岡市の安河内洋捷議員の速やかな辞職を求めて運動する「買収選挙を許さない東区の会」は２０日、市議会全会派をまわり、議員辞職勧告の「請願」で紹介議員になるよう求め、そのあと天神・岩田屋前で、初の街頭宣伝・署名運動をしました。宣伝には、市民ら約１２人が参加し、４０分間で３７人の署名が集まりました。

参加者は、「買収選挙は許さない！　直ちに辞職せよ」と訴える横断幕を広げて宣伝。同会の「取り組み」と「訴え」を記したチラシを道行く人々に手渡し、議員辞職勧告を市議会に求める請願署名を呼びかけました。

宣伝では、安河内議員の二男と選対幹部らが公職選挙法違反（買収）で逮捕・起訴されたにもかかわらず、次点の繰り上げ当選を良しとせず市議会に居座り続ける同議員の態度を厳しく批判。このまま辞職せず、当選から３ヵ月以降に失職すると、東区の市議が一人欠員になることを指摘し、「カネで選挙を左右する買収選挙自体許せない行為ですが、欠員で議員が減ることは市民の要求実現の面からも重大な損害です。速やかに議席を譲ってこそ、買収選挙に反省し、市民に対する責任を果たすことになるのではないでしょうか」と訴えました。

ジュース工場で働く18歳の女性は、「議員はとても大事な職業。次点の人に議席を譲りたくないから居座るなんて許せない。早く辞めるべきです」と話し署名しました。南区在住の主婦（６０）も署名し、「安河内さんは辞めるといっていたんだから早く辞めるべきです。でないと、市民についてウソをついたことになる」と語りました。

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