2003年6月議会
人工島税金投入やめよ
原田議員 ガナス研特別扱い追及
しんぶん赤旗2003年6月28日
27日の福岡市議会で日本共産党の原田祥一議員が議案質議に立ち、人工島開発をめぐって、第3セクター博多港開発への45億円の融資、130億円もの土地買い上げなどの破たん穴埋めを取り上げ、税金投入をやめよと主張しました。
また、市長と親しい末松氏が社長をしている「ガナス総合研究所」が、2000億円以上の税金投入で博多港開発の破たんを救済する新事業計画を作成し、その後、住宅供給公社や環境局などから次々に高額の依託を受けた問題を質問。同社が作成した計画が市の方針となり、土地の買い上げなど巨額の税金が投入されていることを指摘し、「不自然だ」「市長は人工島事業に関してガナスに特別の位置づけを与えているのではないか」と追求しました。
これに対して山崎市長は気色ばみ、「市の仕事をしている友人はたくさんいる」などと開き直りました。
ケヤキ・庭石事件について、市長は自らを1ヵ月分だけ3割減給処分にしましたが、原田議員は高知県の橋本知事が30ヵ月減給した例などをあげ、「あまりにも軽すぎる。本当に責任を感じているのか」「市民の納得がいく処分をすべきだ」と厳しく追求しました。問題となっているケヤキを市が買い取るのはやめ、事件の関係者に損害賠償を請求すべきだと求めました。