2003年6月議会
30人学級どうしても
中山議員が初質問
しんぶん赤旗2003年7月3日
日本共産党の中山いくみ市議は7月1日、福岡市6月議会で初の一般質問にたち、30人学級の実現、教職員の長時間過密労働と健康の問題、市同和教育研究会への不当な教員派遣問題についてただしました。
中山議員は、全国の政令市のうち約半数が少人数学級を何らかの形で実現し始め、京都市では市の単費で常勤講師を採用し1年生で35人学級を実施していることを紹介。人工島建設には湯水のように税金を使う反面、教育費は山崎市長の就任時に比べて123億円も減少していることを厳しく指摘し、「学力問題、いじめ、不登校、学級崩壊など子どもにかかわる深刻な事態を打開するためには、どうしても30人学級が必要だ」と市独自での実施を主張しました。
これに対し山崎広太郎市長は、父母や教育関係者の切実な願いに背を向ける態度を取りました。
また中山議員は、教職員の健康問題について、子どもの成長・発達に直接責任を負う教職員は、心身ともに健康であることが不可欠だと指摘。「長時間労働問題を改善するために、教職員を大幅に増やし、病気休暇の代替を完全に配置すべきだ」と主張しました。
また、市同和教育研究会への不当な教員派遣問題について、県同和教育研究協議会へ教員を派遣したことは違法だという判決が出ていることを示し「市教委は市同研などへの教諭派遣をただちにやめよ」と追及しました。