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2003年12月議会
職員給与減額やめよ 地域経済に深刻
2003年12月14日 星野議員の議案質疑
福岡市議会は9日開会し、日本共産党の星野美恵子議員が市職員給与を減額する条例改正案と補正予算案などについて質問しました。
福岡市は基本賃金を1.15%引き下げる人事委員会勧告を受け給与の引き下げを提案。一時金とあわせると5年連続の引き下げで、総計140万円もの削減です。
星野議員は「死活問題だ」など市職員の悲痛な声を紹介し、「生活悪化をもたらす給与引き下げは許されない」と批判。今年四月分までさかのぼって給与を引き下げるのは「不利益の不遡及」原則に反すると指摘し「少なくとも遡及はやめるべきだ」と追及しました。また公務員給与引き下げが地域経済に与える影響も深刻だと指摘しました。
市側は地域経済への影響について答えず、「市民の理解を得るため民間準拠で引き下げる」と答弁、遡及については「問題ない」と冷たい態度に終始しました。市長は答弁しませんでした。
星野議員は給与引き下げ関連議案の撤回を求め、また委託や関係労働者の賃下げをやめて委託料積算を引き上げるよう要求しました。