2002年9月議会
公約違反の山崎市政4年間を問う
2002年9月13日 宮本秀国議員
日本共産党の宮本秀国福岡市議は13日、9月議会の一般質問で、山崎市政4年間の実態について質問し、市政の転換を求めました。
山崎市長は4年前の市長選挙で「開発行政の転換」「財政再建」「市民の生活を守る」などの公約をかかげましたが、就任直後、開発行政をすすめた前市政の継承を表明。人工島建設など大型開発の推進、開発破たん救済への税金投入をすすめています。市の借金は4年間で3648億円も増え、くらし、福祉、教育を切り捨て、お年寄りや子どもにつめたい市政をすすめています。
宮本市議は、これらの事実を示して公約違反を厳しく追及しました。
さらに宮本市議は、自民党などが市長を「自民党の政策に近い」などと評している新聞報道や、財界が政治資金パーティを開いて市長を支援していることを示し、「山崎市長自身が変質し、自民党政治にすり寄った」と批判しました。
また、山崎市長が「新空港、人工島、九大移転関連事業の三大プロジェクトを推進する」としていることについて、「大企業やゼネコン、銀行いいなりで『開発会社』化をさらにすすめるもの。市民犠牲をいっそうひどくするものだ」と追及しました。
市長は、人工島など大型開発を推進する立場を示し、また公約違反との指摘については開きなおりました。
宮本議員は、
1)福祉、教育、くらし、営業などを守る、
2)人工島など大型公共事業への無駄な税金投入をやめ財政を立て直す、
3)政官業の癒着を断ち切り清潔な市政を確立する、
の三つの市政転換を求めました。
(写真は、質問する宮本秀国議員=9月13日、福岡市議会)