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2002年3月臨時議会
破たんした人工島建設 新たな税投入やめよ
しんぶん赤旗2002年3月12日
福岡市の三月予算議会で七日、日本共産党の倉元達朗市議は、破たんした人工島建設に市が三百四十三億円もの税金を新たに投入する問題を取り上げ、「埋め立てを凍結し、計画を縮小すべきだ」と要求しました。
同市は、人工島計画の見直しで、サイエンスパーク用地としていた土地(十五・三ヘクタール)を市費で買い上げ、総合公園を整備。二〇〇五年には都市緑化フェアを誘致しようと計画しています。
そのほかにも、道路や上下水施設など住宅市街地整備総合支援事業、環境共生都市づくり、鉄軌道導入などの公共事業を新年度予算に組み込んでいます。倉元市議は破たんした博多港開発の売れる見込みのない土地を市が買い取り破たん救済するものだと指摘。人工島関連予算の削減を要求しました。
倉元市議は、「人工島建設をすすめれば、事業の破たんはもちろん、二兆五千億円もの借金とあいまって、市自体が破滅の道にすすむことになる」と追及しました。山崎広太郎市長は、あくまでも人工島開発を推進する姿勢を示しました。