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政策と活動

2024年12月18日

議長の「不適切」な政治資金の支出についての申入れ

福岡市議会議長 打越基安殿

日本共産党福岡市議団
団長  中山郁美
幹事長 倉元達朗
市議  堀内徹夫
市議  綿貫康代

わが党が公開された政治資金報告書を確認したところ、打越基安議長が代表を務める自民党支部が昨年11月に市内のホテルで開いた政治資金パーティーの関連事業費として、議長が経営する会社に対して「コンパニオン」代金として23万1千円の支出が記載されていたことが判明しました。11月30日付の西日本新聞の報道によれば、この政治資金パーティーには料理や酒などを運ぶ女性コンパニオン10人程度を配置していたことが明らかになっており、同報道では「説得力に欠ける支出は政治不信を増幅させかねない」「税金を原資とする政党交付金を含んだ資金が使われている可能性も排除できない」と政治資金の「不適切」な支出についての問題点が指摘されています。

先の総選挙では裏金事件という「政治とカネ」の問題が大きな争点となり、現政権に厳しい審判が下りました。「政治とカネ」の問題は資金の「集め方」だけではなく、「使い方」も問われています。政治資金は本来、政治活動のために使用されるべきものであり、パーティーにコンパニオンを呼ぶことは政治活動とは言えず、目的外使用となります。また、コンパニオンは主に女性が担う役割であり、女性を装飾品や集客のための道具として扱う傾向があります。これは女性の人格や能力を軽視し、外見のみを重視する風潮を助長するものであり、ジェンダー平等にも反します。さらには新聞報道でも指摘されている通り、政治資金に税金を原資とする政党交付金が含まれていれば、自らが経営する会社に「コンパニオン」代金を支出することは、税金の還流行為となります。これらの観点から言っても、今回の政治資金の支出は市民の政治不信を増幅させかねません。「福岡市議会議員の政治倫理に関する条例」に定める諸規定、とりわけ第3条(1)の「市民全体の代表者としてその品位と名誉を損なうような一切の行為を慎み、その職務に関して不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと」に照らしても、問題であると言わなければなりません。

よって貴職に対して、「福岡市議会議員の政治倫理に関する条例」に基づき、市民の疑念にこたえるために今回の問題について自ら公表し、適切な対応をおこなうとともに、貴職の責任で各会派・各議員に同様の問題がないか確認することを、わが党は強く要請いたします。


以上



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