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堀本市議の辞職で疑惑にフタをすることは許されない

2022年11月1日 日本共産党福岡市議団

一、福岡市議会議員であった堀本和歌子氏が2022年10月28日に議員辞職しました。また、所属していた日本維新の会を離党しました。堀本氏は元衆院議員の男性になりすまして統一協会(現「世界平和統一家庭連合」)との関係を記したビラを配ったとして刑事告発され、福岡県警から私文書偽造容疑で、任意の事情聴取を受けていました。本人と誤信させるビラをまき、それにより市民の判断を誤らせ、民主政治を損ねる行為を行なったことは重大であり、辞職は当然です。しかし、本件には未解明な点が多く残されており、市民の政治不信を払拭するためにも、堀本市議の辞職で疑惑にフタをすることは許されません。

二、堀本氏は記者会見を開きましたが、自らの行為が刑法上の犯罪である私文書偽造であったかどうかについては「成り済ます意図はなかった」として事実上否定しています。しかし、堀本氏が作成したとされるビラには冒頭に男性の“自己紹介”が大書され、「成り済ます意図」が強く読み取れるものであり、堀本氏の説明に市民は全く納得していません。堀本氏が市議会議員として行なった行為が、私文書偽造に該当するかどうか、堀本氏が所属していた会派・福岡令和会は、議会に対して説明する責任があります。また、議会としても「議会の名誉と品位を守り、市民の信頼を回復するために必要と認められる措置」(福岡市議会議員の政治倫理に関する条例第12条2)の考えに準じて、同会派に説明と解明を求めるべきです。

三、今回の行為が刑法上の犯罪に該当するかどうかとは別に、他人に成り済まして貶める効果をもつビラを配布したこと自体が「議会の名誉と品位」を汚し「市民の信頼」を失墜させ、福岡市民の政治不信を著しく高めるものでした。今回の事件で、日本維新の会の議員であった堀本氏のビラ配布の車を運転していたのは、やはり同党が公認している市議予定候補者でした。この公認候補者はビラの中身を知らなかったとしていますが、深夜1時という常識では考えられない時刻に運搬の任務に駆り出されたにもかかわらず、何のビラなのか中身を知ろうとさえせず、堀本氏も一言も告げなかったなどという「説明」は、不自然きわまるものです。市民から「維新の会ぐるみで“ライバル落とし”に狂奔していたのではないか」「維新は、予定候補者のこの事件への関与を知りながら公認したのでは」という疑念の声が上がるのは、無理からぬところです。日本維新の会は、市民の政治不信を招いたことを真摯に反省し、市民・有権者を前にして党として疑惑を解明し、説明をする責任があります。「離党したから、もはや関係ない」と逃げることは許されません。わが党は引き続き、この問題での疑惑の解明に力を尽くします。


申し入れ「堀本和歌子市議についての報道に関する申入れ」



以上


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