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日本共産党福岡市議団の政策と活動

2019年11月6日

「1年単位の変形労働時間制」についての申入れ

教育長 星子明夫殿

日本共産党福岡市議団
団長  中山郁美
幹事長 倉元達朗
市議  堀内徹夫
市議  綿貫英彦
市議 松尾りつ子
市議  山口湧人

日頃のご活躍に敬意を表します。

安倍政権は公立学校の教員に「1年単位の変形労働時間制」を導入する法案を臨時国会に提出しました。これに対し、当事者の教員たちから「勤務がもっと長くなる」と怒りの声があがっています。

「1年単位の変形労働時間制」は、人間の生理にあった「1日8時間労働」の原則を破る、労働時間法制の改悪です。

政府は“学期中を「繁忙期」とする代わりに、夏などに教員の休みを増やす”としています。

しかし、学期中を「繁忙期」にすることにより、これまで午後4時45分終了をめどに設定されてきた会議が6時、7時まで可能となり、教員はそれから授業準備などを行うことになりかねません。まさに、長時間労働を固定化し、助長するものです。

また、今の学校は子どもの夏休み中も連日のように業務があり、年次有給休暇の消化すらできないのが現状です。「今のまま休日を設定しても、実際には休めない」と多くの教員が指摘しています。

よって、貴職に対し以下の2点を申し入れます。


  • 国による学校現場への「1年単位の変形労働時間制」導入に反対すること。
  • 「1年単位の変形労働時間制」を福岡市の学校現場に導入せず、行政研修、壁塗り・ワックスがけといった校内作業などの夏の業務を大幅に削減し、基本的に教員の義務的な業務が入らない、学校閉庁日等の休暇を取得しやすい期間を設けること。

以上



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