日本共産党と市民の共同でロープウエー構想を断念させました
2019年3月14日 日本共産党福岡市議団
(一)
13日、福岡市議会でロープウエーの検討予算を削除する修正が、わが党をはじめ賛成多数で可決され、これを受けて髙島市長は同日、「福岡市としてもう(ロープウエー構想を)議論しない」と述べ、審議のやり直しを求める「再議」をせず、ロープウエー構想そのものを断念することを表明しました。
市長が構想をうちあげた一昨年12月以来、日本共産党市議団は中止を求めて議会で論戦し、全市民対象のアンケートを集め、昨年11月の市長選挙で市民の共同の候補を擁立して大争点に押し上げてきました。こうした中で他の与野党も「ロープウエー反対」や「検討予算削除を」と変化を始め、今回の結果となったものです。
まさに、高齢者乗車券の廃止・削減計画を撤回させたことに続いて、髙島市長の暴走を食い止めた市民の世論の完全勝利であり、日本共産党と市民の共同が政治を動かすことを示しました。
(二)
もともとロープウエー計画は、数千億円かかるといわれるウオーターフロント地区の巨大開発を前提としています。この開発の他にも「天神ビッグバン」「博多コネクティッド」や箱崎ふ頭の埋立てなど大企業優遇のムダな開発はそのまま温存されており、議会の審議でも自民党・公明党はこれらの開発を引き続き推進するとしています。
4月の市議会議員選挙で、自民・公明の議席を減らし、日本共産党の7議席を確保することこそ、大型開発を見直し、暮らし・福祉を応援する大きな力となります。
以上