2016年1月25日
市立学校普通教室の暖房使用等についての緊急申し入れ
福岡市教育委員会
委員長 八尾坂 修殿
教育長 酒井 龍彦殿
日本共産党福岡市議団
団 長 星野美恵子
幹事長 中山いくみ
ひえじま俊和
倉元 達朗
熊谷 敦子
綿貫 英彦
堀内 徹夫
1月19日以降、福岡市では過去30年間の1月の平均気温を下回る寒い日が続き、23日夜からは記録的な寒波に見舞われ、降雪・積雪等の影響で25日に福岡市の市立学校は臨時休校の措置がとられる事態となりました。
こうしたもとで子どもや保護者から、「教室の暖房を使ってほしい」という声があがっているにもかかわらず、福岡市教育委員会は依然として、「衣服による調整が可能な範囲であるため、現状では暖房使用の必要性はない」(2015年10月16日の決算特別委員会第2分科会での答弁)という方針を変えていません。しかも、多くの学校現場では礼儀やマナー上の問題として、教室でのコート・ジャンパー等の防寒具の着用は認められていないのが実態です。
エアコン設備があるにもかかわらず、このような厳寒の気象条件下でも、電気代を理由に暖房使用を認めず、子どもに無意味な苦行を強いている市教委の姿勢は異常といわざるをえません。
こうした市教委の姿勢は、教室温度は「10度以上が望ましい」と定めた学校環境衛生基準、およびその「基準に照らして…学校の適切な環境の維持に努めなければならない」とした学校保健安全法に著しく反するものです。
よって、すべての市立学校の普通教室での暖房使用をただちに認めること、授業中のコート等の着用による防寒を認めることを緊急に要請します。